ヤシの木の利用法 捨てるところのないヤシの木⑭
たわしの材料や燃料としても利用度の高いヤシの実の繊維(ココヤシファイバー)は、通気性もよく丈夫で、インテリアグッズやガーデニングに使うこともできます。
最近ではガーデニングショップだけでなく100均ショップや通販などでも購入することができるようになり、入手が楽になりましたよね。
ココヤシファイバーをどのように使うのか、どんな効果があるのかなどをご紹介していきます。
ココヤシファイバーをガーデニングに使う
観葉植物などを植えた土の表面をココヤシファイバーで覆う(マルチングする)と、
- 乾燥防止
- 土の飛び散り防止
- 雑草防止
- 虫の侵入防止
- 冬場の霜よけ
など、うれしい効果がたくさんあります。
植木鉢ではなく、ネット状やワイヤータイプのカゴなどに観葉植物を植えたいときもありますよね。
そんなときにはカゴの内側にココヤシファイバーを敷いてから土を入れるようにすると、土がこぼれない上に、ぐっとおしゃれになってとても便利です。
なにより軽いので持ち運びが楽なだけでなく、観葉植物を植えたカゴを壁や天井など上から吊るしたいときにもおすすめです。
鉢に観葉植物を植えたけれど、植物同士の間の隙間が気になることってありませんか。
根本部分にココヤシファイバーをかぶせると土がむき出しのところが隠れて、ちょっとおしゃれな鉢植えに変身しますよ。
ココヤシファイバーをインテリアグッズに使う
軽くて通気性もよいココヤシファイバーは、ちょっとしたインテリアグッズを作りたいときにもおすすめ。
室内に置く観葉植物の根本を覆っておしゃれにすることもできますが、ナチュラルな色合いで他の素材と合わせやすいので、リースなどの材料としても使うことができます。
またシンプルな容器にココヤシファイバーを入れて、上に季節の果物などお好みのものを置くだけで、素敵なインテリアグッズになります。
容器のサイズや形状、アイデア次第でさまざまなインテリアを楽しめますよ。
容器にガラス製のものを使うと涼しげな雰囲気になるので、試してみてはいかがでしょうか。