ヤシの木の利用法 捨てるところのないヤシの木⑬
ヤシの実からとれる繊維はたわしなどの材料になりますが、火付きが良いうえによく燃えるため、燃料としても利用されています。
ここではヤシの皮・殻の、燃料や炭としての利用法をご紹介します。
調理等に利用できる燃料にする
ヤシの実は糖分を含んでいるため皮や殻は火をつけやすく、よく燃えます。
ヤシの実が豊富にとれる地域では一般家庭でかまどの燃料にもしますが、レストランなどでも利用しています。
バリ島では、人気料理のイカン・バカル(焼き魚)やサテ(串焼き)などを焼くときにも使われているので、ご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
またバリ島での儀式で火を使う際にも頻繁に使われます。
皮(殻)ごと火をつけて地面に置きますが、かなり長い間煙が出ていてなかなか消えません。
日本でも火をつけやすいという特徴を利用して、キャンプに使う方もいます。
アタ製品をいぶす
バリ島のお土産として知られるアタ製品。
本物のアタ製品は、新しいほど独特の匂いがします。
実はあの匂いは、防虫・防カビのための「いぶし」の工程による匂いなのです。
いぶしにはヤシ皮を使っていて、2~3日いぶすことで品のある光沢と独特の香りのあるアタ製品が完成するのです。
ヤシ殻活性炭を作る
気体や液体から不純物を取り除く際に使われる活性炭ですが、ヤシ殻を原料とした「ヤシ殻活性炭」は、竹を原料とした竹炭などに比べて硬質で、吸着力が強いことがわかっています。
炭をさらに高温で熱した活性炭は、粉末や粒状などさまざまな形状のものがあり、用途に合わせて使い分けられています。
実際に目にする機会はあまりないかもしれませんが、浄水器のフィルターや脱臭剤、使い捨てカイロの中身だけでなく、ガスマスクのフィルター、また農業用の土壌改良など幅広く利用されています。
ちなみに1トンのヤシ殻活性炭を作るためには、ヤシの実がなんと5万個も必要だそうです!
そのほかに、ヤシの繊維を使ったインテリアグッズもあります。お楽しみに(^^)
ヤシの木販売
Tohwa resort planning
トーワリゾートプランニング
お問い合わせは029-350-8576まで
茨城県はもちろん、栃木県 、千葉県にも納品・施工に伺います。
日常をリゾートに。自宅にヤシの木を植えませんか?