ヤシの木の利用法 捨てるところのないヤシの木⑫
年を取って茶色くなったヤシの実。
硬い殻を割って胚乳部分を削ると、ココナッツミルクやココナッツオイルが作れます。
そして中身を使ったあとに残った皮や殻部分。こちらも捨てずに利用します。
ヤシの皮でたわしや紐を作る
外側の繊維状の部分は細かくほぐしていくと細い紐状になり、まとめて束ねると「たわし」になります。
一度でも使ったことがあればお分かりかと思いますが、コシがあって丈夫ですよなんです(^^)
原材料が豊富に入手できる現地では、わざわざ「たわし」の形にしません。
豪快に繊維部分そのものを食器洗いなどに使用していますが、かなり長持ちします。
使っていくうちに減っていきますが、また新しい繊維を足していけばそのまま使うこともできますし、小さくなったものは細かいところを洗うのにとても便利なんです。
また、ほぐした繊維を長い紐状にすると様々なものを束ねることができ、ヤシの葉っぱの中心部分を使って作るほうきの柄の部分をしっかりまとめることもできます。
そして紐を編むとゴザなどの敷物にもなり、紐を太く編んでいくとロープにもなります。
ヤシの皮でマットを作る
繊維状の部分は玄関マットやフロアマットなどの材料になります。
水はけがよく丈夫なので、靴の汚れを落とすのに便利ですよ。
また、寝具のマットレスの素材にも使用されており、吸湿性・保温性・通気性に優れているので夏は蒸れにくく冬は暖かいと好評です。
ヤシの殻で器や楽器を作る
繊維状の部分をひたすらはがしていくと、硬い殻があらわれます。
殻はそのままでも軽くて丈夫な器として利用することができますが、日本では縄文時代に漆を塗って器として使用していたことがわかっています。
殻は磨くと独特の風合いがあり、それだけでシンプルなアジアン雑貨になりますが、カラフルに色を塗った小物入れなどもお土産として人気のようです。
またバリ島ではこの殻を使った民族楽器「カリンバ」も作られており、「親指ピアノ」とも呼ばれているそうです。
ヤシの木販売
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