南国リゾートバリ島を彩る花々、ブーゲンビリア
薄い花びらのブーゲンビリアは、赤や紫、白、ピンク、オレンジなど、色がとても鮮やかで美しい花です。
満開の様子はまさに南国リゾート!といった気分にさせられますね。
バリ島ではあちらこちらで見かける花、ブーゲンビリアをご紹介します。
ブーゲンビリアとは
中央アメリカ・南アメリカの熱帯雨林を原産とする、常緑のつる性低木です。
熱帯地域では1年を通して花をつけますが、日本では温室を除き年に2回ほど開花します。
フランスの探検家「ブーガンビル」が発見したことが名前の由来だそう。
品種改良を重ねることにより、現在では非常に多くの種類があります。
花といっても実際は花ではなく、葉っぱの一部が花のように見えているのが特徴のひとつ。
ポインセチアのような感じですね。
遠くから見ただけではわかりにくいのですが、近寄ってよく見ると花びらが葉っぱと同じような形状をしていることがわかります。
インドネシア語で「ブンガ・クルタス(紙の花)」というブーゲンビリアは、バリ島の様々な場所で見かけることができますよ。
トゲに注意!
温度管理をしっかりすれば日本でも比較的育てやすい丈夫な木ですが、するどいトゲがあるのが難点。
うっかり触るとかなり痛いうえ、腫れてしまうこともあるので注意が必要です。
このトゲは葉っぱや枝が成長するときに、開花しなかった花芽が変化したものだとか。
トゲを減らすには、花が咲いている時期に水や肥料をやりすぎないのがコツだそうですよ。
バリ島ではお供え物に使用
バリ島ではお祈りの時にお供え物が欠かせません。
お供え物には色鮮やかな花々を使うのですが、乾季は比較的花の種類が少なくなります。
でもブーゲンビリアは乾季に多く花を咲かせるため、お供え物の花として活躍するのです。
紙の花と呼ばれるように薄くて軽いので、風で飛んで行ってしまうこともしばしばですが、鮮やかな花びらが舞った様子も美しいですよ。
ちなみにメキシコでは花を食用にするそうです。
またブーゲンビリア花茶は咳を鎮め、葉っぱは糖尿病患者の治療にも有効といわれています。
ちなみにメキシコでは花を食用にするそうです。
またブーゲンビリア花茶は咳を鎮め、葉っぱは糖尿病患者の治療にも有効といわれています。