ヤシの木の利用法 捨てるところのないヤシの木②
ヤシの木の葉っぱの利用法のひとつ、バリ島などでお供え物の器を作ることは前回の記事でご紹介しました。
でもそれだけではありません。葉っぱの利用法はまだまだあるんです(^^)。
ここでは葉っぱの中軸部分の利用法をご紹介します。
葉っぱの中軸の利用法
ほうきとして
ヤシの木の葉っぱの真ん中には、硬い軸の部分があります。
なんと、この軸でほうきを作るのです。
もちろん1本だけでは作れません。
たくさんの葉っぱから軸を集めて乾燥させ束にすると、長さ約1mほどの柔らかいほうきが完成!
お庭掃除用のほうきにもしますが、お庭用には別の素材のもう少し硬いほうきのほうが便利です。
では、柔らかいほうきに適した使い道とはなんでしょうか。
①室内のお掃除に使う
室内といってもふつうに床を掃除するのではありません。
床に敷いたカーペットやマットレスのホコリを払うのにちょうどいいんです。
② 東屋の掃除に使う
インドネシアやタイ、フィリピンなどの南国では、たいてい一家にひとつは東屋があります。
風通しがよく、座って作業をしたりお客様をもてなしたり、熱い時間帯に横になって休んだりすることもできる万能スペースなんですね。
この高床式の床の部分にはそのまま座るほか、カーペットを敷くこともありますが、床部分の掃除にヤシの葉っぱのほうきが使われます。
東屋は屋外のため、ホコリ以外にアリなどの虫もいますので、その除去にもピッタリ!
ちなみに東屋といえば、屋根をよく見ると・・ここにもヤシの葉が使われています!(瓦を使った東屋もありますよ)
お供え物として
バリ島でお供え物の器を作るとき、ヤシやバナナの葉っぱを編むようにして作るのですが、葉っぱの重なった部分をとめるのに使うのが中軸です。
最近ではホチキスでとめてあるものもみかけますが…
主流はやはり中軸を使ったものです。
重なった部分の上から中軸を刺し、下から上に再び刺して中軸を折ると、葉っぱ同士がしっかりとめられます。
(マチ針でとめる感じというとおわかりになるでしょうか?)
けっこう硬くて、慣れないと指先や爪の中に刺さって大変なことになります…
このように葉っぱの中軸も利用できます。本当に捨てる部分がないですね。
ヤシの葉っぱや中軸の利用法、まだまだあります(^^)
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