バリ雑貨、イカットの豆知識
茨城県や栃木県、千葉県など関東を中心に、ヤシの木販売やリゾートガーデンをご提案しているトーワリゾートです。
今日はヤシの話ではなく、当店でも扱っているバリ雑貨「イカット」についてご紹介します。
イカットって何?
そもそもイカットとは何なのか?耳慣れない言葉ですよね。気になるので、調べてみました🌴
最近では、アジアでつくられた絣(かすり)布の代名詞としてイカット(ikat)という言葉が使われるようになりましたが、本来はインドネシアでつくられる絣布を指します。
絣(かすり)は、前もって染め分けた糸を経糸(たていと)と緯糸(よこいと)、またはその両方に使用して織り上げ、文様を表すもののことです。
もともとの技法はインドから伝わったと言われており、古くは法隆寺や正倉院に7~8世紀頃の遺品があります。江戸時代以降に庶民の衣服に応用されて、日本国内の各地で特色ある絣織物がつくられました。
絣(かすり)は30もの行程を経て織りあげられるとされています。
中でも重要なのが「括(くく)り」「染め」「織り」です。この工程の中で色の「ズレ」が生まれて、このズレが擦れて見えることから、「かすり」と呼ばれるようになったとか。勉強になりますね。
特に「括(くく)り」は、その織物の出来ばえを左右する基礎といえる、大切な作業で。「染め」に並んで時間のかかる作業でもあるそうです。
インドネシア語では「結ぶ」ことを「イカット( ikat )」と言い、そのイカットが絣布の共通語としてインドネシア、そして世界に広まったと言われているんです!
こちらのコーナーでは、そうした広い意味でのイカットの中でも、本来の「イカット」を指す「インドネシアのかすり布」について紹介していきます。
イカットには大きく分けて3種類ある
イカットには大きく分けて3種類あります。
①経かすり(ワープ イカット)
経(たて)糸をくくって染色し、かすり模様を織り出した織物です。
経糸だけをくくってかすり模様を生み出すことから、「シングルイカット」とも呼ばれます。 インドネシアでは、昔ながらの腰機(輪状式原始機)で織物がつくられる地域ではワープイカットが主流となります。
②緯かすり(ウェフトゥ イカット)
緯(よこ)糸をくくって染色し、かすり模様を織り出した織物です。
よこ糸のみを括ってかすり模様を生み出すことから、こちらも「シングルイカット」とも呼ばれます。
バリ島でつくられている腰衣などが有名ですが、インドネシア全体では緯かすりは比較的少ないそうです。周辺国ではタイの女性用腰衣となるマットミーや、カンボジアの腰衣となるサンポットホールにも見られます。
③経緯絣(ダブルイカット)
経(たて)糸と緯(よこ)糸をそれぞれに括って染色し、かすり模様を織り出したもの。ダブルイカットと呼ばれます。
両方向の糸のかすり合わせには高い技術が必要で、かなり時間がかかります。
世界的に見ても経緯かすりがつくられている地域は少ないそうです。
が!実は日本にもあるんです。
トーワリゾートがある茨城県にこのかすりがあります。
ユネスコ無形文化遺産にも登録されている結城紬です!嬉しいですね!
その他、大島紬や久留米絣も、このダブルイカットの技術が使われているんです。
参考になりましたか?トーワリゾートでした🌴
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